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2014-04-08(Tue)

“死刑制度を考える”というTVタックルを久々に見たけれど・・・。

最近はあまりにつまらなすぎてマトモに見てなかったのだが、深夜枠に移動して多少はマシになってるのか・・・と淡い期待を抱きつつ、そしてテーマも“死刑制度を考える”ってことなのでかなり興味をそそられつつ見てみたら、これがなんと!深夜枠ならではのディープでアツい論戦が・・・・・全然なく、ホントに欠片もなく、ガッカリ感炸裂の井戸端雑談番組になっていた。今夜は面白いかも、と思ったワタシがバカだった(笑)。まぁ、それでも死刑制度反対派の薄っぺらでツッコミどころ満載のオバカさが相変わらず健在(笑)だったので、その平常運転ぶりが確認出来ただけでも良かった。うそ。時間の無駄だった。じゃあ見なきゃ良かったか?いや、見てみないとわからない。。。ん~・・・まぁそんなことはどうでもいい(笑)。

死刑制度反対派の底の浅さについては今更語るまでもないのだが、番組を見終えて改めて驚いたのは、彼らが被害者の立場や人権といったことに全く言及しなかったことだ。生放送ではなく収録の番組なので、単に編集でカットされていただけ、と信じたいが、その他のトークの場面でいくらでも触れる余地があったにも関わらず、マヌケな論理のすり替えに終始していただけだった。“国が被告の命を奪って更生の道を閉ざすのか”ってなことをヌカすだけ。“人の命が、人の命が”ってやたら言うだけの“命ガー”。そこに被害者が奪われた命や人権についての視点は皆無である。おまけに“死刑制度は残酷”なんていう幼稚でズレズレなハナシに行ってしまうものだから手に負えない(笑)。かたや死刑制度賛成派という面々もまた反対派のレベルに併せたかのようなガッカリなキャスティングで、いよいよ雑談バラエティーへまっしぐら(笑)。元法務大臣の鳩山氏が唯一の救いと言うか、それでも微妙にズレてはいたのだが(笑)。

ワタシ個人は、死刑制度が抑止力として機能するとは全く考えていないので、そこをアツく語る賛成派が出て来ると脱力してしまうのである。番組内の芸人がそうだった。ありゃりゃ、という感じ(笑)。人を殺した事も殺す寸前に至ったこともないので本当のところはわからないが、いざそういう状況になった時、“死刑になるから殺すのやめよ~っと”ってな改心を瞬時にすると思うか????ということ。死刑制度が頭を過ぎり殺害を思い留まって事なきを得た、なんてケースが実際どのくらいあるだろうか。もちろんあったとしても自己申告でもしない限りそれをカウントするのは不可能だ。殺人未遂としての事件も、死刑制度にビビってというわけではないだろう。単に殺害実行に失敗しただけに過ぎないハズだ。

また、“自らの死を以て償いたいという死刑囚の思いを尊重すべきだ”ってなことを賛成派席のタレント弁護士兼議員が言っていたが、それもまた本来賛成派が主張すべき内容としてはズレている。まぁ、それは弁護士ならではの視点なのかも知れないが、ワタシからすると、全く不要なものとしか思えない。もし死刑囚としての思いがあるならば、手記に記せばいいだけのハナシである。被害者の人権を奪った時点で、加害者の人権も消失しているハズだし、そうあるべきだと考える。加害者に対しても尊重すべきものが云々というのは、被害者が存在している以上、全く不毛な論理だ。“尊重すべき”という表現は当てはまらないとは思うが、敢えてもしそれがあるとするならば、“確実に刑を執行する”という法的な約束事しかない。それは尊重すべきと言うより大臣の法的責務である。

冤罪の可能性については、反対派が待ってましたとばかりに数十年前の事件も最近の事件もその種類を問わず横並びにして語り始めるのだが、これは死刑制度の賛否と絡めて話されるべきではない。冤罪の恐怖やその罪深さについては、先日の袴田事件の再審開始がとても象徴的なので、やたらと反対派はそれをシンボルに息巻くのだが、今とはまるで違う昔の捜査の実態や制度を盾に、死刑制度と冤罪の危険な関係を説くのはそもそも論点が違うのである。ワタシだけでなく、死刑制度に賛成している大半の人々の認識としては、対象となるのはほぼ現行犯のみではないだろうか。つまりは、冤罪の可能性がゼロの事案。自白や状況証拠や推論によるものではないもの。なので例え死刑賛成派であっても、袴田事件のような例外の存在については素直に認めていると思うのだ。現在執行待ち状態の死刑囚のうち、そういった冤罪の可能性があるのがどのくらい存在するのか知らないが、そう多くはないはずである。ただ、ほんの少しでも、その可能性があるならば、それは徹底して調査されるべきだし、再審のハードルを高くするメリットなどないハズである。

人を殺したら死を以て償う。その為に量刑として死刑がある。極シンプル、極当たり前のコト。法治国家で保証されるべきバランス。そんな当たり前のことがこの国ではなかなか保たれていない。死刑判決のハードルも高ければ、執行のハードルも更に高いという不条理な現実。加害者天国。他人の命を奪った人間の人権が保障され、その人間を“生かし続ける”ために税金が使われることが普通のことだろうか。被害者は死んでしまったら“死人に口なし”のまま扱われるのが果たして正義だろうか。死刑制度に反対、もしくは慎重な立場から出て来る“死刑になりたいヤツが出て来る恐れ”というのがあるが、中途半端な詭弁のようで何とも・・・という感じだ。そんな心配をする前に、そういうヤツが出て来ないような社会を作る義務や責任を意識し自覚すべきではないのか。それに今も昔もその手のアホというのは必ず出て来るのである。防ごうと思って防げるものではない。しかし、社会として減らす努力は出来るハズだ。

それにしても、深夜枠に移動したTVタックル。所詮は雑談バラエティー。朝ナマのような緊張感もなければ考えさせられるような切り口もまるでない。編集も素人っぽいし妙にうるさい感じ(笑)。深夜ならではのオトナの会話・・・というのも皆無。そのまま夕方のニュース枠か昼の主婦向けバラエティー枠と入れ替えてもいいくらいのフワフワ感だった(笑)。まぁ、これは期待したこちらのミス。逆に番組内容としては夜9時台と何ら変わっていない安定の軽さと薄さ(笑)。

番組のエンディングでタケシが言っていた、“死刑ではなく、命のサイクルを学べるような労働を囚人に科す”というのもわからなくもないが、それも所詮はその場を和ます年寄りならではの聞き心地のイイ発言でしかない。彼は社会復帰という更生の道ではなく、命の学習を受けさせ、自分の犯した罪の大きさを思い知らせながら刑期を全うさせてはどうか、と言いたいのだろうが、そもそも、他人の命を奪った時点でその人間は終わり、なのである。死刑執行までの時間的猶予すら不要なハズだ。もし学習させるならば、刑務所に入る前に受けさせるべきである。


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