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2012-02-20(Mon)

死刑確定。ようやく。

ブログ小休止宣言をしたものの、これだけは覚え書きをしておかないと、というわけで今日下された上告棄却による死刑確定判決。光市母子殺害事件。

ただただ長過ぎた裁判だった。極当たり前、極常識的な今日の判決に至るまでに13年は長過ぎる。“永山基準”という今や不毛以外の何物でもない判例に、裁判官が振り回されてきた結果である。最高裁でさえ、自判を避けて差し戻し判決を選んだくらいだ。

本村氏にとってはあるひとつの区切りにはなるだろう。事件そのものはなくならないし、時間を戻すことも出来ない。ただ、10年以上の時間はかかったけれども、彼の目指していた所までたどり着くことが出来た。今まで裁判に費やしてきたエネルギーを、これからは彼自身のために向けて行けるだろう。本当に頭の下がる思いだ。

恐らく今回の死刑確定を受け、いろいろな意味で今後試されるのは傍観者だった私達であり、社会だろう。この判決を非常に特殊なケース、或いは不当な判決として捉え、性善説と人権だけを頼りに加害者擁護の薄っぺらな論調に走るのか、それとも加害者の年齢や被害者の数など関係なく、犯した行為は行為として、当然ながら死刑も含めて法の下で裁かれるのが当たり前と捉えるのか。

ワタシからすれば論ずるまでもない非常にバカバカしい話とも思うのだが、法治国家に暮らしておきながら、世の中にはまだまだ平和で能天気な人権派気取りな連中がいるのもまた確か。付けるクスリもない救いようのない連中。

いずれにせよ、ようやく、ようやくの死刑確定。これからは、今回のように注目され騒がれることなく、極普通に、極当たり前に死刑判決が下され、粛々と執行されることを願うばかりだ。
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2012-02-20(Mon)

小休止(仮)。

と言うか、しばらくの間ブログ放置プレイへ突入。

大変なのは、生きることではなく、生き残ること。
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2012-02-13(Mon)

バレンタイン・イブ。

ブランデーボンボンブランデーボンボンなんて何年ぶりだろう。遠くて近い場所から届いた何とも上品なチョコに舌鼓を打ちつつ、今宵感謝のオヤツ晩酌。ありがとう、パン屋さん。

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2012-02-11(Sat)

大分女児遺棄事件。雑感。

“この事件は、スーパーの駐車場に止めた車から琴音ちゃんがいなくなったという、うそから始まっている。本当に早く見つけてほしかったのか。容疑者の話は十分に見極めなければならない”

引用元: 母逮捕、なお深まる謎 大分女児遺棄事件 / 西日本新聞

真相がまだわからない事件、気が滅入る事件について覚え書いておく必要もないとは思うものの、やはり気になる事件ではある。今のところ、この事件は“女児遺棄事件”である。あくまでも“死体遺棄”。いつまでこの扱いが続くのか、このまま事件が確定してしまうのかはわからないが、近いうちに意外性のないままにハッキリとするだろう。

 

県警幹部の言うように、この事件は、“防犯カメラはありませんか”という被害者モードのウソから始まっている。数年前に福岡市の公園で小1男児が殺害された時も、“男の子を見かけませんでしたか”という母親のウソから始まった。目を離した数分の間にいなくなったと、その後大々的な捜索が行われた。そして5日後に母親の逮捕。携帯のストラップでの絞殺だった。子供は障害を抱え、母親自身も病気を抱えていた。

 

この二つの事件が似ているとかいないとかいうハナシをしたいのではない。大分の事件については、死亡時の状況、殺意の有無も含め、いずれ真相は明らかになるだろう。気になるのは、事件に対する論調が薄っぺらな同情論から脱していないことである。福岡の事件の際も感じたことだが、加害者が置かれていた立場への理解が、あたかも結果的に犯した行為への理解であるかの如く語られることが奇妙でならないのである。

 

わけもわからず(いや、わかっていたのかも知れないが)殺された子供こそが紛れもない被害者であるにも関わらず、そのことは脇に置かれ、近所や身内の同情的なコメントも含め、複雑な状況に苦悩する母親ということだけにスポット当てて報じられるのはどうも理解出来ない。まぁ、無意味不毛なコメントでお茶を濁すのは民放局バラエティーのお約束とも思うが、最近はそれがニュースにまで及んでいるようにも思える。的外れな論調が堂々と電波に乗るのは危ういし不愉快だ。

 

両方の事件とも、“なんとかして防げなかったものか”という自問自答は、身内や周辺だけでなく、恐らく事件を知る全ての人々が考えるべきことだろう。加害者である母親が当時置かれていた状況や立場へ思いっきり同情することも間違いではないし、直接関係はなくとも、人との繋がりを思う時に、何かしらこの事件から学習すべきことがあって当たり前だとも思う。がしかし、そのことと、犯行の事実については切り分けて論じられるべきである。雑木林で白骨化するまで放置された女児の存在を差し置いてまで加害者擁護に走るのは、無責任で愚かな行為でしかない。


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2012-02-06(Mon)

母親が加害者、二題。雑感。

“母親は包丁を持ったまま小学1年の次男を抱きかかえ、周囲を徘徊していた”

引用元: 【衝撃事件の核心】「お母ちゃん好きやし、助けたい」そう言っていた小6長女は母に刺され、死んだ(1/5ページ) - MSN産経west

“外出先から帰宅すると娘が亡くなっていた。気が動転した”

引用元: 大分女児遺棄:母「殺していない」…帰宅時「死んでいた」 - 毎日jp(毎日新聞)

なんともやりきれない事件だと大阪の事件の記事を読みながら思っていたら、昨年の大分で起きた“神隠し”のような事件で母親が逮捕されたとのニュース。状況も中身も背景も全く違う二つの事件だが、“まさか母親に殺されるとは”という被害者である娘の立場は共通している。大分の事件についてはまだ死体遺棄容疑ということなので、母親による殺害との断定は今の時点では出来ないとは思うが、帰宅して娘の死に気付いて気が動転して雑木林に埋めたというのはにわかには信じ難い話である。コトの詳細は追々明らかになってくるとは思うが、いずれにせよ、事件発覚時の証言や、5ヶ月が経過してようやく認めた、ということを考えれば、全く無計画のままの衝動的な犯行だったとは思えない。

 

大阪の事件。“母親は「娘が自分で刺した」との供述を続け、娘を亡くしたことを悲しむような言葉は口にしていない”とは言え、犯行直前には無理心中の意志があったことがわかっている。母親が精神的に不安定であることは、児童相談所も把握していた。結果論でしかないとは言え、防ぐことが出来たハズ、の事件であることは間違いない。一方大分の事件。事件から5ヶ月過ぎてのこの急展開に、周囲の人間が驚きを隠せないでいる。積極的な近所付き合いはなくとも、学校ではPTA役員を務めるなど極普通の母親として見られていた容疑者が、自分の娘の死体を埋めて、被害者としてたち振る舞っていたことの衝撃は大きい。とは言え、昨年の事件発生当時から、疑念を抱いていた人が多いというのもまた事実だろう。

 

断片的な内容の記事だけでエラそうに語るつもりもその才能もワタシにはないのだが、この大阪と大分の事件。要は防げた可能性を誰がどのくらい握っていたのか、ということに尽きる。大阪の事件については明らかだ。加害者となる母親の言動から事件の兆しを読み取ることが出来ず具体的な手を打たなかった相談所の責任は重い。ただ、“手を打たない”のではなく、“打てない”という法的な制約のために今回のような事態を招いているのだとすれば、警察の介入も含め、早急にその権限について議論されるべきだろう。と言うか、何故にこういう事件が頻繁に起き続けるのだろうかということ。大分の事件については、周囲の人間が事件を未然に防ぐというのは難しいだろう。周りからは極普通に日常生活にしか見えないところへ、その隙間の心情を察してまで他人が気を遣うのは、ただの不要な干渉であり大きなお世話と言うことにもなりかねない。その干渉こそが彼女には必要だったのかも、というのは完全に結果論だ。地域性や時代によって大きく変わってくるハズだが、恐らく今、ほとんどの場合その干渉は人間関係のリスクでしかないだろう。要するに、犯行に及ぶかどうかの判断は、かなりの割合で当事者である母親に委ねられているということ。助けを求めるシグナルを母親自らが抑えている状況を見抜いてまで、救いの手を差し伸べてあげるということを第三者である外部の人間に期待するのは酷なハナシかも知れない。その役割は本来身内が果たすべき役目なハズだ。が、それも無理だった。

 

今回の大分の事件については、“孤独”だとか“悩み”だとか“頑張りすぎ”というコトバをキーワードに、加害者である母親にスポットが当たっているが、単なる安っぽい同情論の延長で薄っぺらい擁護ということに終始してはならない。犯した行為は行為として切り離して、論じられるべきだ。詳細はこれからという時点で、同情論だけが先行するのは危うい。悩みを抱え孤独に頑張りすぎている人たちは全国にまだまだ大勢いるはずである。殺された子供が雑木林に埋められ白骨化するまで見つからないという状況に、犯行の動機や背景が何にせよ、何の正当性もないのである。微塵もない。

 

大阪、大分、どちらの事件も非常に難しい問題を抱えているのは確かだ。これを教訓にして悲劇が繰り返されないように・・・というのは昔から延々と言われ続けてきたことだ。それでもなくならない。減らす努力は各方面でされているのは確かだが、実を結んでいるとは言えない。今回のようなニュースを見るたびに、“人の死の重さに年齢も性別もない”、というのが本来人間としては道徳的でキレイな響きなのかも知れないが、どうしても“子供が死ぬくらいなら替わりに大人が死ねばいい。そのほうが遙かにマシだ”、と正直思ってしまうのである。何故にこれまで生きてきた大人に、これから生きる子供たちが殺されなくてはならないのか・・・と。


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