2015-06-11(Thu)
加害者ビジネスの胸糞悪さ。
元「少年A」が「神戸連続殺傷事件」手記を出版 「印税は被害者側に支払うのか」と論議に : J-CASTニュース
神戸連続児童殺傷事件・加害男性が手記を出版 性的な衝動を告白、仮退院後は日雇いアルバイトと記述 - 産経WEST
このところろくなニュースがない・・・胸糞悪くなるニュースばかりだな・・・・と思っていた矢先に、出て来たのがこれ。輪を掛けて胸糞悪くなるネタ。キチガイが少年法の下で散々保護された結果がこのザマである。手記を出した理由・・・“死にたかった思いが一転し、初めて「人間」として生きることのありがたさに気づいた・・・この自分の思いを形にしなければ生きていることに意味が見い出せない”、とのことである。人を殺し傷付けた男が、この期に及んでこういうことをヌかしている。ある意味、生きることに貪欲になっているような印象さえ受ける。腹立たしいし不愉快だし、やはり胸糞悪い。が、同時にゾッとするのも確かである。彼は今、事件当時とは名前も、恐らく容姿も変わり、全く別の人生を歩んでいる。映画やドラマのネタとしてはベタだが、これは現実の話である。猟奇殺人にとりつかれた18年前のガキが、今は何食わぬ顔で社会に溶け込んでいる。手記を書き、出版社に持ち込み、打ち合わせをし・・・・、かつての異常さなどまるで皆無である。
今回の件で、非常に不愉快に感じるのは、出版社に対して、でもある。そもそも、“元少年A”なる加害男性が言うように、自分の今の思いを形にしたいのならば、自分のノートなりブログに書き留めればいいだけの話だろ、と思うのである。どうしても本という形を取りたければ、100%の自費出版で出せばいいだろ、と。しかし彼は出版社に持ち込んだ。マーケットが見えたのだろう。自意識過剰とか自己顕示欲とか、そういうのとはまた違う病的な気味悪さを感じる。そしてその彼の話をビジネスチャンスとしてカネ勘定を始めたのが太田出版である。これもまた気味が悪い。漫画家志望の青年が長年温めていた原稿を持ち込んでチャンスをゲットする話ではない。殺人鬼の回想録を巡って利害が一致しただけのえげつない話である。
今回の件とは関係ないが、光市の母子殺害事件の加害者を巡っても、同じように胸糞悪くなるネタがあった。6年前に覚え書きしていた。
一体・・・何だろう。被害者よりも加害者のほうがカネになる、といった風潮なり教えが出版社にあるのだろうか。事件が起きれば瞬間的に根掘り葉掘り徹底的に被害者情報を食い尽くすくせに、加害者については及び腰で警察発表のみ。しかしこうして加害者の手記やルポといった形になると俄然活発になってくる。即死刑が執行されるわけでもなく、ズルズルと生きながらえている加害者に対しては、じっくりネタを温めることが出来るってなところなのか。
出版社の社長曰く、“事件前後の彼の心境について、社会がもっと知るべきだと思った”
はぁ~~???? それ、オマエの仕事か?・・・と言うかホンネは
“事件前後の彼の心境について、これはカネになると思った”、だろ?(笑)
ビジネスである。そういったカネ勘定を否定する気など全くない。ただ、今回のは違うだろ・・と。出版ビジネス云々よりも、人として・・・の話だろ、と。
光市のルポの件もそうだが、著者や出版社は皆同じように出版することの意義をクチにする。しかしそこには被害者の存在、遺族の存在は大きく欠落し、加害者をいかに社会に理解させるか、受け入れさせるか、それだけである。そしていかに出版物としての成功を収めるか。その為にセンセーショナルな戦術をとる。このえげつなさ。無責任さ。殺人犯と何ら変わらない罪深さだと思う。
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