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2015-06-11(Thu)

加害者ビジネスの胸糞悪さ。

元「少年A」が「神戸連続殺傷事件」手記を出版 「印税は被害者側に支払うのか」と論議に : J-CASTニュース
神戸連続児童殺傷事件・加害男性が手記を出版 性的な衝動を告白、仮退院後は日雇いアルバイトと記述 - 産経WEST

このところろくなニュースがない・・・胸糞悪くなるニュースばかりだな・・・・と思っていた矢先に、出て来たのがこれ。輪を掛けて胸糞悪くなるネタ。キチガイが少年法の下で散々保護された結果がこのザマである。手記を出した理由・・・“死にたかった思いが一転し、初めて「人間」として生きることのありがたさに気づいた・・・この自分の思いを形にしなければ生きていることに意味が見い出せない”、とのことである。人を殺し傷付けた男が、この期に及んでこういうことをヌかしている。ある意味、生きることに貪欲になっているような印象さえ受ける。腹立たしいし不愉快だし、やはり胸糞悪い。が、同時にゾッとするのも確かである。彼は今、事件当時とは名前も、恐らく容姿も変わり、全く別の人生を歩んでいる。映画やドラマのネタとしてはベタだが、これは現実の話である。猟奇殺人にとりつかれた18年前のガキが、今は何食わぬ顔で社会に溶け込んでいる。手記を書き、出版社に持ち込み、打ち合わせをし・・・・、かつての異常さなどまるで皆無である。

今回の件で、非常に不愉快に感じるのは、出版社に対して、でもある。そもそも、“元少年A”なる加害男性が言うように、自分の今の思いを形にしたいのならば、自分のノートなりブログに書き留めればいいだけの話だろ、と思うのである。どうしても本という形を取りたければ、100%の自費出版で出せばいいだろ、と。しかし彼は出版社に持ち込んだ。マーケットが見えたのだろう。自意識過剰とか自己顕示欲とか、そういうのとはまた違う病的な気味悪さを感じる。そしてその彼の話をビジネスチャンスとしてカネ勘定を始めたのが太田出版である。これもまた気味が悪い。漫画家志望の青年が長年温めていた原稿を持ち込んでチャンスをゲットする話ではない。殺人鬼の回想録を巡って利害が一致しただけのえげつない話である。

今回の件とは関係ないが、光市の母子殺害事件の加害者を巡っても、同じように胸糞悪くなるネタがあった。6年前に覚え書きしていた。

一体・・・何だろう。被害者よりも加害者のほうがカネになる、といった風潮なり教えが出版社にあるのだろうか。事件が起きれば瞬間的に根掘り葉掘り徹底的に被害者情報を食い尽くすくせに、加害者については及び腰で警察発表のみ。しかしこうして加害者の手記やルポといった形になると俄然活発になってくる。即死刑が執行されるわけでもなく、ズルズルと生きながらえている加害者に対しては、じっくりネタを温めることが出来るってなところなのか。

出版社の社長曰く、“事件前後の彼の心境について、社会がもっと知るべきだと思った

はぁ~~???? それ、オマエの仕事か?・・・と言うかホンネは

“事件前後の彼の心境について、これはカネになると思った”、だろ?(笑)

ビジネスである。そういったカネ勘定を否定する気など全くない。ただ、今回のは違うだろ・・と。出版ビジネス云々よりも、人として・・・の話だろ、と。

光市のルポの件もそうだが、著者や出版社は皆同じように出版することの意義をクチにする。しかしそこには被害者の存在、遺族の存在は大きく欠落し、加害者をいかに社会に理解させるか、受け入れさせるか、それだけである。そしていかに出版物としての成功を収めるか。その為にセンセーショナルな戦術をとる。このえげつなさ。無責任さ。殺人犯と何ら変わらない罪深さだと思う。



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2015-03-17(Tue)

TVタックルの少年法談義を見てアレコレと・・・雑感。

昨日の『TVタックル』はテーマが少年法についてだったので面白そうだから見ていたのだが・・・何ともユルい中身で・・・・・・まぁ、敢えてここに書くまでもないか(笑)。所詮はお笑い雑談番組なので身のある議論など期待するだけ野暮だとは思うのだが、それでももう少し深夜だからこそのカラーが出てもいいのでは・・・とか見ながら思った次第。まぁ、それを期待するなら同じテレ朝の『朝ナマ』か・・・。ただ、今回も実名を公表した新潮社の見解には大いに共感出来たし、少年法の意義について熱く語る丸山弁護士の“相変わらず”さも確認出来た。彼は昭和のどこかで時間が止まったままなのだろう(笑)。いわゆる少年犯罪の現状に、法律が遅れに遅れて全くついて行けていない、全くそぐわない状況になっているだけの話なのだが、彼のような意見を持つ人々がそういった状況を作り出し支えてしまっているのである。情けない話だ。途中、えなりかずきが“少年法など要らない”と出て来たので、おっ!ようやくマトモな意見が・・・と一瞬期待したものの、やはり一瞬だった。まぁ論客と呼ぶには程遠いのは仕方がないのも当たり前か・・・(笑)。と言うかあの番組、ゲストの人選がいつも変だと思うのは気のせいだろうか・・・(笑)。

先日の『そこまで言って委員会』でも、あるコーナーで少年法の話題が出たのだが、その際未成年者の犯罪について、今はフリーとなった川田アナが“若気の至りということもあるので・・・”ってなことを言ったのにはがっかりだった。カワイくてタイプなのに(笑)。いや、カワイさは関係ないのだが、彼女のあの発言は丸山弁護士と同様に、少年法を維持すべきとする人々の象徴的なコメントではあった。つまり、少年らの更生を信じ、人権を保護し、支えていくことこそが大事であり、その為にも少年法は存在するということ。何だかその主張、耳障りがいい(笑)。だがヘドが出る。

その主張は、万引きや窃盗といった類いの犯罪についてならわかる。“盗んだバイクで~”と歌い出すのもわかる(笑)。まさに“若気の至りで”と後々にネタとして語れる話かも知れない。だが、人を殺したことまでをも“若気の至りで”と言うのはムリがあるだろう。もちろん川田アナは殺人を含めた上でそう発言したのではないとは思うが、どんな凶悪犯罪であっても少年法の下では更正の機会が与えられるべきであり、未成年者の人権はそうして守られるべきという趣旨だったハズである。それこそが問題なワケだが・・・。

・・・で、やはりここでも被害者の人権について言及されることは一切無いのである。加害者は手厚く保護され、ある意味これからしっかり生きて行くことを保証されることになる。名前すら変えて違う人生を歩むことすら可能だ。犯罪を犯す前よりも、遙かに充実した人生を歩み謳歌するチャンスを与えられる。その一方で、亡くなった被害者はあらゆる情報を晒され、遺族は悲しみと怒りを抱えたまま、それが消えることもない。加害者と違い、被害者はリセットが不可能なのである。今のマスコミの事件報道のあり方について、番組内でたけしが少しだけコメントしていたのがまさにその通りだったのだが、加害者と被害者の扱いが本来は逆であるでべきだろ、と。

ネットが人々の手元にまで浸透してきた現状において、速報性が唯一のメリットだったテレビといった既存のメディアは既にその機能を失いつつある。ネットについては情報の正確性が危惧されるとはよく言われるが、それなりに歴史があるメディアでも、今でもお詫びと訂正は日常茶飯事である(笑)。ネットの情報を後追いで報道して、それすら間違っているということさえある。このチグハグな状況。加害者の実名報道にビビるメディアをよそに、ネットでは情報が自由に行き交っている。もちろん良し悪し、ではある。膨大な情報を前に、受け手となるワタシたちはその情報の正確性を確認する術を持っていない。だからこそ、なのである。マスメディアが極当たり前にその役割を果たすべきなのではないか、ということ。被害者の悲劇のドラマを感傷的に延々と報じるのならば、それ以上の時間を加害者に割け、ということ。

テレビなんかを見ていると、一部週刊誌の実名報道を単なるガス抜きのような扱いとして捉えているようにしか思えないのである。“ウチはやらないけど、そういうのは雑誌に任せておけば・・・”ってな具合である。結局、形骸化した少年法の問題ではなく、実名報道の是非に論点がズレるという有り様。もちろん、それぞれのマスメディアが何によって運営出来ているか、その違いが根底にあるのはわかる。カネの話。大人の事情。気を遣う先の違い。まぁ、何でもいいのだが、それにしても・・・という気はする。テレビにジャーナリズムなんてものを期待するつもりはないが、もっとやるべきこと、やれるべきことがあるだろ、と。

選挙権の年齢引き下げの件とリンクして、少年法の問題については今後語られる機会も増えるとは思うが、“人権”というコトバが大好きで脳天気な人々がいる限り、その問題が改善されるのは難しいかも知れない。彼らの無責任さは罪深い。被害者の墓前や遺族の前で一度論じてみたらどうだ?・・・とは思う。




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2015-03-11(Wed)

また出て来る精神鑑定の話。そのアホらしさ。

【淡路島5人殺害】親族や近隣の殺害、各地で相次ぐ 責任能力が争点に - 産経WEST

まだこれからの話だとは思うが、今明らかになっている事実だけでもそれが大きな争点になることは容易に想像が付く。この手の話については何度も覚え書きしているので今更繰り返して書くまでもないとは思うものの、どうしても理解に苦しむので改めて覚え書き・・・。

殺人事件が起きると、必ず責任能力の話が出る。犯行時に加害者がどういう精神状態にあったか、物事の判断能力がどうだったか、ということ。行動に自ら責任を負える状態にあったかどうか、ということ。つまりざっくりと言えば、普通に殺意をもって人を殺すのは罪に問われて当たり前だが、犯行時の精神状態が異常、いわゆるキチガイの犯行については、罪に問えない、問うことは出来ない、という話。善悪の判断すら出来ない人間の行為については罪を問えない、と。この点がワタシにはどうしても納得出来ないのである。

今回の淡路島の5人殺害事件など、加害者の男の犯行に至るまでの異常な言動が既に報道されている。近隣の人々にとっては、恐れていたことがとうとう、という感じだろう。メディアによっては具体的な病名まで出始めている。凶行に及んだ犯人は精神的に病んでいた、なんて話は珍しい話でも何でもない。問題なのは、こういった犯罪が起きると、精神鑑定や責任能力という話がすぐに出て来てしまうことだ。ワタシ個人の意見としては、犯した行為そのものについて量刑を判断すべきであり、犯行時にどうのような精神状態にあったかなどということを推測し、それが量刑判断に影響を及ぼすのはナンセンスそのものだと思っている。精神的に全く異常がない人間であれ、病みに病んで異常な精神状態にあった人間であれ、人を殺した、という事実は何ら変わらないのである。その事実に対し、どのように償わせるべきか、量刑をどうすべきか、ということが判断されるべきであり、誰にも知り得ない加害者の犯行時の精神状態を後追いで調べ、挙げ句の果てに推測で結論づけ、無罪へ向けてまっしぐら、なんてことは許すことも出来ないし、マトモなことだとも思えないのである。

今回の事件、加害者は日々パソコンを起動し、ログインし、周囲の人々に対する誹謗中傷をキーボードでテキスト入力し、写真をアップし、その他にもあれやこれやと熱心に発信していたとのことである。殺害に至ったのも、決して衝動的に我を忘れてとかではないだろう。遅かれ早かれターゲットへの凶行へ及んだハズである。意味不明な言動に周囲が困惑していたとは言え、人を殺すことの意味がわからないような状態だったとは到底思えないのである。複数の凶器が見つかったことからしても、明らかに殺意は抱いていたわけで、この期に及んで責任能力の有無などが取り沙汰されるのは全く以て笑いぐさ・・・なのである。

一般的に精神疾患や宗教といった要素が犯罪に絡んでくると、マスコミは一気に腰が退けた状態になる。一気にトーンダウンし、尻つぼみになる。慎重な報道姿勢になると言えば聞こえはいいが、単に、腫れ物には触るまい、となるだけの話。情けない。いわゆる少年犯罪についてもそうだが、まるで抱き合わせ商法のように“人権”というキーワードが付いてきて、気が付けばニュース自体がフェードアウトな状態。次から次へ新たな犯罪が起き、ネタとして押し出されるのは仕方がないが、どうもアンバランスでちぐはぐな感じがしてならない。佐世保で起きた女子高生の首切断の事件など、遠い過去の事件のようになっている。“そう言えばあった、あった・・・”となってしまうのは仕方ないこととは言え、マスコミはニュースをフェードアウトさせることなくしっかり伝え続ける義務があるハズだ。キチガイやガキが犯した事件で見られるのは慎重さではなく、ビビっているだけの情けない姿勢でしかない。川崎や淡路島の件だけでなく、過去の事件についても伝えるべき情報は山とあるハズなのに、何故に中国人の爆買いネタに時間を割き、アップルの新商品のネタに時間を割き、韓国のアホネタに時間を割く必要があるのだろうか。

あ、またお決まりの話脱線コースか・・・(笑)。

いずれにせよ、キチガイであれ何であれ、ガキであれ何であれ、マスコミはありのままに報道しろということ。そして司法の世界も、精神鑑定などヤメて、極当たり前に犯行事実をありのままに裁けということ。責任能力があったかどうかなど、心理学者や精神科医の教材として、死刑執行されるまでにゆっくり研究すればいいだけの話。幸いなことに死刑執行待ちの人間はまだまだ大勢いる。過去の法務大臣の責任能力のほうがむしろ問題だと思うが・・・(笑)。

正当防衛の場合を除き、殺意をもって人を殺したというその時点で、加害者は人権を失い、と同時に責任を負っている、とワタシは思うのである。能力の有無以前の話。

(今まで普通に“ありのまま”とか使えていたのに、あの映画のせいでどうも使いにくくなった(笑)。)




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2015-03-10(Tue)

川崎中1殺害事件。やっぱり出て来る。脱力の雑感。

川崎中1殺害:「えらいことしてしまった」18歳少年 - 毎日新聞

いつもの流れ。逮捕後しばらくすると、“反省の弁”やら“自責の念”がマスコミを通じて必ず出て来る。少年犯罪となるとより丁寧に報道されている気さえしてくる。犯した罪の大きさに気付かされ、悔やみ、そして手を合わせる。人として極当たり前の感覚を取り戻す。それはそれはドラマチックな瞬間かも知れない。ドラマで言えばエンディング8分前くらいの取調室の光景。また、弁護士にとっては、これから先の裁判を見越しての、最初の腕の見せ所かも知れない。“ここ大事なところです。チャンネルはそのまま”的な(笑)。

・・が、加害者よ、時既に遅し、である。それは被害者を惨殺する前に気付くべきだったことだ。ましてや過去に犯した暴力事件の際に、その行為を咎められ反省めいたことを言っておきながら、単に報復へのステップとしかしなかったその短絡さ。幼稚さ。さて、今回逮捕されたことに対しては、恨むべき相手は誰になるのか。彼は今頃次のターゲットをリストアップしているかもしれない。もし、万が一、彼が本当に反省し、後悔し、どうしようもない自責の念にさいなまれているとしたら、ああ、そうですか、というだけの話である。と同時に、ここが“人権”や“更生”“社会復帰”といったキーワードが大好きな薄っぺらな連中がお祭り騒ぎを始めるスタート地点でもある(笑)。

犯した行為を加害者にどう償わせるべきか・・・。ことある毎に常に論争となるネタである。要は裁判での量刑というものに対してだが、ワタシに言わせればどう考えてもオバカな判決も数多く存在し、恐らくはオバカな判決と言われないように、ある意味責任分散とも言える裁判員制度が導入されたハズなのである。しかしその裁判員判決を破棄するという愚行すらまかり通っているのが現実でもある。情けないというか、滑稽ですらある。犯した罪は“反省の態度”次第でいくらでも軽くなるという今の状況。演技派が勝ち組となるのである。少年法の下では名子役と言ったところか。

話が逸れたような逸れていないような・・・いや、微妙に逸れていない(笑)。

下の記事。やっぱり出て来る。いろんな意見があっていいと思うし、全力で否定するつもりもない。ただ、脱力するには丁度いいかも知れないと思ったまで(笑)。

「川崎中学生殺害事件に極刑を!」という署名には賛同しないでください(仁藤夢乃)

要するに、フェイスブックにて、加害者に対する極刑を求める署名活動がされていることに対する反対意見。このフェイスブックでの署名活動については、その気持ちなり活動趣旨は十分わかるし、ワタシ個人としても今回の事件については極刑が当たり前に下されるべきだと思っている。その考えが揺らぐことはない。ただ、“じゃぁワタシも署名を・・・”とは思わないのである。何故か。単なるネットのコミュニケーションツールに過ぎない、それも日本には馴染まないツールと思っているワタシには、その署名活動が判決に影響を及ぼす世論には到底なり得ないと思うし、逆にネットの、それもフェイスブックの署名ごときで極刑になりました、ってことになるようではマズいと思うからである。司法の根本が揺らぐ話。ただ、前述したとおり、その活動趣旨自体には共感出来る。被害者の受けた苦痛を思えば、極刑でも軽いくらいだ。現実的ではないが、加害者が犯した行為をそのまま刑罰として科すことが出来れば、量刑としてはそれが理想だとワタシは昔から思っている。

それはさておき、この記事の中身。敢えてここで語るまでもないが、最大の脱力ポイントはどこか。

彼らをそこに追いやったのは、こういうサイトに賛同し気軽にシェアしてしまう一人一人、私たちがつくる社会

はい、全身のチカラが抜けたところでリラックス~(笑)。

凶悪事件が発生すると必ず出て来るフレーズである。社会や背景。テレビ番組のコメンテーターが神妙な顔芸で視聴者を笑わせながらよく使うフレーズでもある。一応コーナーのシメとしてピッタリ感もある。“一個人の問題ではなく、私達大人が、そして地域、社会が改めて考えていく必要がありますね。では次の話題です。いよいよ桜前線が・・・”・・・・こんなクソベタな流れ(笑)。もちろん事件の背景としての社会に何の問題もない、という話ではない。時代時代によって、その時々の社会が犯罪に何かしらの影響を及ぼしていることは誰も否定しないだろう。しかし、犯罪の事実があり、殺された被害者が存在し、加害者にどう償わせるのが妥当か、というある種の問題提起に対し、背景に目を向けるべきだってなことを主張するのは、論点のすり替え、それも幼稚で大胆な・・・と言わざるを得ないのである。この記事を読み、脱力しつつ、それでも何とかチカラを振り絞って思うのはヒトツ、極々単純且つ素朴な疑問。

13歳の少年を全裸にし、切りつけ、冷たい川で泳がせ、それでもなお切りつけて惨殺した加害者の責任の所在は?・・・ということ。それだけ。

記事を読んでいると、その責任は社会全体が広~~~く、薄~~~く負担すべきで極刑などもってのほか、としか取れないのである。論点がズレてるという以前の問題。また、“排除が排除を生んだ結果としての事件”と思っているとのことだが、惨殺されるという死を以てこの世から強制排除された13歳の少年の立場はどうなるのだろうか。そこでもやはり死人に口なし。生きている者こそが優先されるべき、というエセ人権活動家としての主張に終始するのだろうか。

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2015-03-06(Fri)

川崎中1殺害事件。私刑とか少年法とか。雑感。

スマイリーキクチ、川崎中1殺害でネット私刑の危険性を力説 自身も過去に被害 : 芸能 : スポーツ報知
「週刊新潮」が18歳少年の実名を報道する理由 (BOOKS&NEWS 矢来町ぐるり) - Yahoo!ニュース

“不正確な情報の拡散の危険性”・・・スマイリーキクチだからこそ、の発言。説得力はある。ただこれはゼロにすることは現実問題として不可能なわけで、最終的にはネットに接する個人の意識の問題となる。情報の拡散手段の進化に、個々の責任が追いついて行けてない状況。クチコミの時代とはワケが違う。モラルや責任についての話が出なくなる日など来ない・・と思う。悲観している訳ではない。ネット社会と言われて久しいとは言え、まだまだ創生期でしかないと思っているだけの話である。

それよりも、個人的に危惧するのは、彼の言う“ネット私刑”により刑が軽減される可能性”についてである。“私刑”という呼び方が適しているかどうかはともかく、ネットに加害者の情報が流れることにより、それが“社会的制裁”と取られ、形が軽減されることなど、あってはならないことである。ワタシ個人の意見としては、彼の言わんとしていることも十分わかるが、少々違っている。いや、普通に違うか(笑)。“ネット私刑”が減刑に繋がる可能性があるから、とか、遺族への責任は?とか、そのことを理由に、実名公開や加害者情報の流出を危惧するのはいささか筋違いだと思うのである。もちろん、これは流される情報が正確なものであることを前提にした話ではある。最も重要なのは、いわゆる“ネット私刑”と呼ばれている状況を社会的制裁として捉えずに、裁判は裁判として、犯行事実を厳正に裁くべき、ということである。その社会意識こそが重要であるということ。“ネット私刑”が社会的制裁という発想の時点で、それは単なる感情的な加害者擁護でしかない。

今の時点でも多少見え隠れし始めているが、“ネット私刑”が話題になる一方で、逮捕された容疑者たちからは情状酌量を狙うような供述も報道されているということ。端から見ればそれは醜い保身でしかないが、当然ながら、弁護側の作戦はとっくに始まっているわけで、いちいちそれが裁判に影響を及ぼすようではたまったものではない。13歳の少年が惨殺されたという事実は変わらないのである。ネットで社会的制裁を受けたからとか本当はやりたくなかったとか、それは全く関係のない話だ。それで減刑されるなら、犯罪のハードルは一気に下がるハズである。

気を付けるべきなのは、“不正確な情報の拡散の危険性”と混同して語られるべきではないということ。不正確な情報により、全く関係のない人間が強制的に社会的制裁を受けてしまうことと、加害者の正確な情報が流された結果もたらされた状況、そのふたつの意味合いは全く異なるものである。殺人という犯罪事実を前に、それを社会的制裁と呼ぶのはナンセンスそのものだ。

そもそも・・・、ということを考えるべきである。何故にいわゆる“ネット私刑”なるものを受ける状況になったのか、ということ。何が発端でそういう状況に置かれるはめになったのか、ということ。そして被害者については詳細に晒されるのに、それが加害者となると一転して“私刑”や“制裁”として捉えられるのは、あまりに勝手な言い分ではないだろうか。

週刊新潮が実名報道をしたことがニュースになること自体がバカバカしいのである。人権派の弁護士曰く、“少年法の精神は、社会復帰することを前提に考えている”らしいが、それに対して筑波大学名誉教授の土本武司氏の発言は極めてマトモで笑ってしまった。“現在の少年法が出来たのは昭和23年のこと。空腹に負けて店頭からパンを万引きして飢えをしのいでいたような非行少年を想定していたのです”。この両者のへだたり(笑)。昭和23年で時間が止まったままの人権派弁護士と、今の時代を冷静に現実的に捉えている教授。象徴的である。そりゃ~今の少年法を隠れ蓑にして悪知恵を働かす加害者と弁護士にとっては昭和23年で止まっていて欲しいだろう。どんな残虐な方法で人を殺そうが、彼らにとっては所詮パン泥棒に過ぎないわけだから。

少年法を見直すのではなく、廃止すべき時期、時代にきていることをワタシたちは認識すべきだろう。


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2015-03-01(Sun)

川崎中1殺害事件。雑感。

久々にイラッと覚え書き。

川崎の中1殺害事件。殺害方法の残忍さはもちろんだが、年上が年下を、そして大勢が一個人を・・・という構図自体が不愉快極まりない。いわゆる集団リンチでもなく、いじめがエスカレートした結果というわけでもない。群れとしての結束ではなく、トップへの服従で保たれるグループの均衡。“ヤらなければ自分がヤられる”という共犯者の供述。実行犯とされるリーダーの小さなお山の大将っぷり。事件の詳細が明らかになる度に、かつてのあのオウム集団や、北朝鮮の粛清を彷彿とさせる。が、そこに見られるのは教祖と信者、将軍と部下といった関係ではなく、コントで見るような親分と子分、つまりは金魚とフンの幼稚な関係でしかない。

これは今に始まった話でもない。“悪ガキども”とか“名の知れた不良グループ”とか、いつの時代にも存在するし、これからも現れては消え現れては消え・・・と繰り返していく。ただ、今回の事件が異質なのは、日々の暴力の延長とかではなく、5歳も年下の子に対し、恐らくは逆恨みを持って容疑者は明らかに殺意を抱き犯行に至っているという点。そして証拠隠滅を他者に強要し、自らはアリバイを主張し逮捕されてなお黙秘するという醜い保身ぶり。アリバイ作りに家族が加担している可能性すらある。知恵の足りない幼稚なアホはどこまでもアホと言うのはのはわかるが、やはり違和感というか、今までの国内犯罪史の中でもあまりなかったような事件ではないだろうか。普通に日本人として感じる違和感なのか、犯行の陰湿さ残忍さ、そこに至る“精神的な雑さ”に対する不快さなのかはわからないが、今までになかったような何か・・を感じる。いずれにせよ、許せない事件ではある。

・・・で、許せない事件・・・なのは当たり前なのだが、この事件、この手の事件でいつも疑問に思うのが、マスコミの容疑者に対する表現である。個人的には、“容疑者の18歳の少年は・・・”や“少年Bは・・・”というあの呼び方はやめるべきだと思うのである。今の時代、“少年”という括り方自体がナンセンスだろ・・と。普通に実名報道でいいだろ・・・と。愚法そのものの少年法の下で、マスコミは総じて“少年”という呼び方をしているのだとは思うが、そもそも“少年”という響きと犯行の現実に違和感を感じない人はいるだろうか。いや、もはや感じなくなっているほど、重犯罪の低年齢化が進んでいるのが現実かもしれない。それにしても大人な犯罪だとしてもセンセーショナルな犯罪を報道するにあたって、常に“容疑者の少年”と呼ぶのはあまりにも浮いてると言うか違和感と言うか、アンバランスな気がしてならない。

そんな現実を前に、いつまで“少年”という呼び方をし、顔にボカシを掛け、画面に映るのは移送中の足下だけ、というアホな報道をするのか・・と思うのである。年齢関係なく、極普通に、極当たり前に実名報道出来ないのか?・・と。今回の事件ではないが、マスコミによって通名か実名か対応が分かれるのも妙な話だと感じる。

話は戻るが、“少年”や“少女”という呼び方。ベールに包まれたかのような過保護な印象を受けるが、方や被害者は事件報道初日から実名、年齢、性別、家族構成、写真、自宅、飼い犬、趣味、等々、異様なまでのスピードでその詳細が報じられる。それに対し加害者の情報というのは、逮捕され、裁判が始まり、判決が出るに至るまでを考えても、浅い。詳しいのはワイドショーくらいだ。ただそれも芸能ネタと横並びの扱いでしかない。事件が発覚した時点で、被害者の人権は奪われ、と同時に加害者の人権は徹底して保護されるという今の制度。希に一部週刊誌が実名報道などした日には、事件よりもそのことの方が話題になってしまうという情けない現状。これでいいのだろうか。これが社会として当たり前の姿なのだろうか。

“人権”という単語をキーワードにして遊んでいるエセ人権活動家どもや偽善集団、死刑制度反対を声高に唱えるだけしか能が無い薄っぺらな主張で論理破綻している連中。毎度のことだが、ヘドが出る。今回の事件など格好の遊びネタだろう。大人の加害者でさえ厚く保護されるのである。“少年”なら尚更だろう。人権の次に更生や社会復帰という単語を掲げ、一生懸命偽善活動にいそしむことだろう。勝手にやるがいい。ただ、それならば、度重なる暴力の末に冷たい川で泳がされ、首を何度も刺され引きすられ全裸で河川敷に放置された被害者である少年に納得してもらうのが先だろう。無理な話か。死人に口なし。連中が主張する加害者擁護のベースはこれでしかない。

おぞましい。加害者と何ら変わらない罪深さだ。今回のような加害者をのさばらせている元凶と言っていい。
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2014-06-06(Fri)

栃木の女児殺害事件、犯人逮捕。雑感。

「吉田有希ちゃん両親手記「犯人をどうしても許せない」」 News i - TBSの動画ニュースサイト

勝又容疑者からナイフ10本押収、PCには大量の児童ポルノ 栃木・小1女児殺害 - 政治・社会 - ZAKZAK


事件後、かなり早い段階で捜査線上に浮かんでいたにも関わらず、逮捕までに9年というのはあまりにも時間が掛かりすぎている気もする。その間に容疑者は証拠隠滅を図り、母親と共に何食わぬ顔でインチキ商売に励んでいたのである。奪われた命を前に、加害者逮捕の早いも遅いもないとは思うが、遺族の心情を思うとやるせない。それでも逮捕されたことはひとつの大きな節目であることには違いない。この逮捕がなければ、無念を晴らすことも出来なかったハズだ。今回の逮捕までに時間が掛かったことについて、会見の席で警察からお詫びの言葉があったことは救いだった。恐らく捜査に関わった全ての人々の思いだっただろうし、その執念が実を結んだことは事実だ。と同時に、それを上回る程に被害者の執念もあっただろう。全く信心深くないワタシでさえそう感じる。

いずれ裁判が始まる。逮捕後間もない今の時点で、早々に容疑者の生い立ちが事細かに明らかにされつつある。たまたま目にした番組など、既に容疑者への同情モードと言うか擁護モードと言うか、そういう安易な雑談に終始していて呆れてしまった。やはりどんな残虐な殺人事件でも、時間の経過にはかなわない。芝居めいた真顔で薄っぺらなことしか言わない小遣い稼ぎのコメンテーターどもにとっては、あの事件などとっくに風化しているといった感じだ。そんなアホどもを見ていると、やはり遺族さえ許せば、遺体の写真を公開するくらいのことは必要だと感じる。ワタシたちは起きた事実を現場で目の当たりにするわけではない。常にマスコミのフィルターを通して断片的に知らされるだけである。唯一の頼りは自分自身の価値観と想像力になる。テレビ番組で深刻キャラに必死なコメンテーターどもには、残念ながらその想像力がない。なくてもギャラはもらえる。そんな連中には実際の遺体写真を見てもらって、犯行の事実に思いを巡らしてもらったほうがいい。

恐らく死刑が求刑されることになるだろうし、絶対にそうされるべきと個人的には思うが、またダラダラと数年にわたり不毛な時間が費やされるだろう。死刑回避の策に弁護士は今から仕込みを始めているハズだ。あれこれと思うトコロはあるが、毎度のコトながら、死刑反対を訴える人々に問いたい事はひとつだけである。今回逮捕された容疑者についても、死刑はふさわしくないと言うのだろうか。7歳女児の血が完全に抜けるほどに十数カ所も刺し、それを撮影し、その後犯行の証拠隠滅を図り日常生活を送ってきた人間でも、生かしておくべき命なのか。救われるべき命なのか。それだけは聞いてみたい。
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2014-04-13(Sun)

こういうカタチで秋葉原のあの事件を思い出すとは・・・。

『秋葉原事件』加藤智大の弟、自殺1週間前に語っていた「死ぬ理由に勝る、生きる理由がない」 : J-CASTテレビウォッチ

6年とかあっという間に過ぎてしまうものだな・・・とこの記事を読んで感じた。と同時に何とも言えぬ虚しさと言うか、事件が周りに及ぼすもののデカさとその根深さを感じた。事件そのものの解決はあっても、起きた事実は残された人々をまるでウィルスのようにじわじわと蝕んでいく。加害者と被害者。真逆の立場でそれぞれに関係する人々の苦悩は続く。ただ、何故に被告の弟が自ら命を絶たねばならなかったのか、とは思う。自殺する一週間前に語った“死ぬ理由に勝る、生きる理由がない”というコトバに尽きるのかも知れないが、比べる必要のない“死ぬ理由”と“生きる理由”を何故に比べようとしたのか・・・と思うのだ。記事によれば、彼は事件の残す“苦しみ”について、被害者家族と加害者家族を比べる事は出来ないと言っている。また、加害者の家族として受ける攻撃も覚悟した上で、それでもなお生きる意味を見出そうとしていたとのことだ。が、死を選んだ。加害者家族の苦しみを発信しようとしながら、結果的にその苦しみの終わりを発信することになった。虚しい。全く負う必要のない責任を、親ではなく何故に弟が背負ってしまったのか。彼の思いは、自殺後に“独占スクープ!”と銘打った記事としてこうしてワタシたちが読むことになる。彼が受け入れると覚悟した“攻撃”を散々やり尽くしてきたマスコミが伝えているのである。こういうのを皮肉と言っていいものなのかはわからないが、感じる虚しさの原因はそこにある気がする。

理由よりも無差別殺人という結果が先走ってしまった加藤被告と、その代償として“死ぬ理由”と“生きる理由”を天秤に掛けざるを得なくなったその弟。結果的に選んだ道のことを思うと、加藤被告の罪の深さを感じる。弟は秋葉原で巻き込まれて被害にあった通行人と何ら変わらない。加藤被告が殺したのは他人だけでなく身内も、なのである。こうなることに彼の思いが及ばなかったのは想像力の欠如に他ならない。あるのは殺人犯特有の身勝手な論理だけだ。

いずれにせよ、事件とは別の後味の悪さを感じてしまう。
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2014-04-11(Fri)

改正少年法。わずか5年のプラスが前進と言えるのか?

東京新聞:少年有期刑上限20年に 改正法成立:社会(TOKYO Web)

有期刑上限20年に引き上げ…改正少年法が成立 : 政治 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

少年の有期刑上限20年に厳罰化 改正法成立、成人との差縮小 - 西日本新聞

少年の有期刑上限20年に 厳罰化柱の改正法成立 成人との差縮小 - MSN産経ニュース

少年の有期刑、上限15年に引き上げ 改正法成立:朝日新聞デジタル

何故にasahi.comだけ不定期刑の上限15年のほうをタイトルにしてるのかよくわからないが・・・・うん、ホントにわからない(笑)。

重大犯罪の厳罰化を柱とした改正少年法。有期刑上限20年。今までの刑期にプラス5年。たった5年である。これが厳罰化と言えるのか?このたった5年をプラスするために税金を使い議員達に給料を払い、ようやく可決にこぎつけたのか?反対した共産、社民とか、議員をやる資格あるのか?本当にこの国は大丈夫なのか?・・・あぁ、反対した連中の影響力、存在感はゼロか(笑)。それでも情けないし不愉快だ。

そもそも、である。“少年”という括り自体がナンセンスだと思うのはおかしいだろうか。人を殺しても誕生日がいつかで少年かそうでないかが決まって刑期も変わるとか、果たして当たり前のことだろうか。何の違和感も感じずに、“少年”と定義された加害者の更生を信じて支援応援して自己満足に浸るのが、あるべき常識的なオトナの姿だろうか。そんな連中を見ているともう笑えてくるのである。どうやってその思考のロジックを組み立ててきたのかじっくり聞いてみたくなるのだ。でも失笑をガマン出来ない(笑)。もはや怒りの対象にすらなり得ない。連中はあまりにもアタマお花畑の偽善ナルシストでイタ過ぎる。

今回の法案可決を受けて、弁護士や少年法学者らは“現状でも重い刑が科せられる傾向にある”とか“法定刑を引き上げるとさらに重くなる”とかヌカしているらしいが、彼らにとっての“刑の重さ”とは何を基準にしているのだろう。例え人を殺したとしても、加害者が法的な“少年”である以上は、成人とは切り分けてその刑期を判断されるべきだ、というところだろうか。同じ殺人という行為でも、加害者側の年齢というある種の“都合”で変わって当たり前というのがワタシには到底理解出来ない。逆に被害者の年齢を、加害者の刑期に反映させるというのなら、まだ少しはマシな理屈として聞く事は出来るかも知れない。被害者の残されていたハズの人生の長さを量刑に反映させるということ。それでも加害者へ科す刑の在り方としては全く賛成は出来ない。

成人の有期刑の上限が30年。そして今回18歳未満の有期刑の上限が20年。差が縮まった事を前進と見る事も出来るが、有期刑の上限をほんの少し延ばしたくらいで、これを以て“厳罰化”とすることは、同時に死刑判決を免れた加害者にとってはただの“ラッキー”な状況になるということでもある。終身刑の存在しない日本においては、有期刑などというものは事実上形骸化し、“厳罰”という響きだけで世論が形成されていきそうな気がしてならない。上限が延びたところで、それがイコール判決ではない。仮に上限年数の判決が出たとしても、実際にその年数の刑期を全うするのはどれだけいるだろうか。

何事においても、判断するためには、何かしらの材料が必要になる。それが基準となり、そこに判断する者の価値観や倫理観といったものが加わり結論に辿り着く。裁判はその最たるものだろう。コンビニでどっちのパンを買うのか迷うのとはワケが違う(笑)。ただ、殺人事件についての裁判において、基準が存在すること自体がワタシには解せないのである。“重大犯罪”の“重大”とは何を以て“重大”と言うのか。少年法でいうところの“少年”が、何故に18歳未満と定義されているのか。以下と未満の違いにどういう合理的な意味を見出せばいいのか。そもそも17でもなく19でもなく、18歳という線引きが本当に必要なのか。そろそろ少年法そのものの廃止へ向かうべきではないのか。

人を殺したその時何歳だったかで刑期が変わることの異常さ。殺人を犯したのは、“年齢”ではなく“人”であるという極めてシンプルな事実を、ワタシたちはもっと認識すべきだし共有すべきだろう。人として普通に生きて行くのならば、殺人犯を長生きさせるために必死なアホになってはならない。
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2014-04-08(Tue)

“死刑制度を考える”というTVタックルを久々に見たけれど・・・。

最近はあまりにつまらなすぎてマトモに見てなかったのだが、深夜枠に移動して多少はマシになってるのか・・・と淡い期待を抱きつつ、そしてテーマも“死刑制度を考える”ってことなのでかなり興味をそそられつつ見てみたら、これがなんと!深夜枠ならではのディープでアツい論戦が・・・・・全然なく、ホントに欠片もなく、ガッカリ感炸裂の井戸端雑談番組になっていた。今夜は面白いかも、と思ったワタシがバカだった(笑)。まぁ、それでも死刑制度反対派の薄っぺらでツッコミどころ満載のオバカさが相変わらず健在(笑)だったので、その平常運転ぶりが確認出来ただけでも良かった。うそ。時間の無駄だった。じゃあ見なきゃ良かったか?いや、見てみないとわからない。。。ん~・・・まぁそんなことはどうでもいい(笑)。

死刑制度反対派の底の浅さについては今更語るまでもないのだが、番組を見終えて改めて驚いたのは、彼らが被害者の立場や人権といったことに全く言及しなかったことだ。生放送ではなく収録の番組なので、単に編集でカットされていただけ、と信じたいが、その他のトークの場面でいくらでも触れる余地があったにも関わらず、マヌケな論理のすり替えに終始していただけだった。“国が被告の命を奪って更生の道を閉ざすのか”ってなことをヌカすだけ。“人の命が、人の命が”ってやたら言うだけの“命ガー”。そこに被害者が奪われた命や人権についての視点は皆無である。おまけに“死刑制度は残酷”なんていう幼稚でズレズレなハナシに行ってしまうものだから手に負えない(笑)。かたや死刑制度賛成派という面々もまた反対派のレベルに併せたかのようなガッカリなキャスティングで、いよいよ雑談バラエティーへまっしぐら(笑)。元法務大臣の鳩山氏が唯一の救いと言うか、それでも微妙にズレてはいたのだが(笑)。

ワタシ個人は、死刑制度が抑止力として機能するとは全く考えていないので、そこをアツく語る賛成派が出て来ると脱力してしまうのである。番組内の芸人がそうだった。ありゃりゃ、という感じ(笑)。人を殺した事も殺す寸前に至ったこともないので本当のところはわからないが、いざそういう状況になった時、“死刑になるから殺すのやめよ~っと”ってな改心を瞬時にすると思うか????ということ。死刑制度が頭を過ぎり殺害を思い留まって事なきを得た、なんてケースが実際どのくらいあるだろうか。もちろんあったとしても自己申告でもしない限りそれをカウントするのは不可能だ。殺人未遂としての事件も、死刑制度にビビってというわけではないだろう。単に殺害実行に失敗しただけに過ぎないハズだ。

また、“自らの死を以て償いたいという死刑囚の思いを尊重すべきだ”ってなことを賛成派席のタレント弁護士兼議員が言っていたが、それもまた本来賛成派が主張すべき内容としてはズレている。まぁ、それは弁護士ならではの視点なのかも知れないが、ワタシからすると、全く不要なものとしか思えない。もし死刑囚としての思いがあるならば、手記に記せばいいだけのハナシである。被害者の人権を奪った時点で、加害者の人権も消失しているハズだし、そうあるべきだと考える。加害者に対しても尊重すべきものが云々というのは、被害者が存在している以上、全く不毛な論理だ。“尊重すべき”という表現は当てはまらないとは思うが、敢えてもしそれがあるとするならば、“確実に刑を執行する”という法的な約束事しかない。それは尊重すべきと言うより大臣の法的責務である。

冤罪の可能性については、反対派が待ってましたとばかりに数十年前の事件も最近の事件もその種類を問わず横並びにして語り始めるのだが、これは死刑制度の賛否と絡めて話されるべきではない。冤罪の恐怖やその罪深さについては、先日の袴田事件の再審開始がとても象徴的なので、やたらと反対派はそれをシンボルに息巻くのだが、今とはまるで違う昔の捜査の実態や制度を盾に、死刑制度と冤罪の危険な関係を説くのはそもそも論点が違うのである。ワタシだけでなく、死刑制度に賛成している大半の人々の認識としては、対象となるのはほぼ現行犯のみではないだろうか。つまりは、冤罪の可能性がゼロの事案。自白や状況証拠や推論によるものではないもの。なので例え死刑賛成派であっても、袴田事件のような例外の存在については素直に認めていると思うのだ。現在執行待ち状態の死刑囚のうち、そういった冤罪の可能性があるのがどのくらい存在するのか知らないが、そう多くはないはずである。ただ、ほんの少しでも、その可能性があるならば、それは徹底して調査されるべきだし、再審のハードルを高くするメリットなどないハズである。

人を殺したら死を以て償う。その為に量刑として死刑がある。極シンプル、極当たり前のコト。法治国家で保証されるべきバランス。そんな当たり前のことがこの国ではなかなか保たれていない。死刑判決のハードルも高ければ、執行のハードルも更に高いという不条理な現実。加害者天国。他人の命を奪った人間の人権が保障され、その人間を“生かし続ける”ために税金が使われることが普通のことだろうか。被害者は死んでしまったら“死人に口なし”のまま扱われるのが果たして正義だろうか。死刑制度に反対、もしくは慎重な立場から出て来る“死刑になりたいヤツが出て来る恐れ”というのがあるが、中途半端な詭弁のようで何とも・・・という感じだ。そんな心配をする前に、そういうヤツが出て来ないような社会を作る義務や責任を意識し自覚すべきではないのか。それに今も昔もその手のアホというのは必ず出て来るのである。防ごうと思って防げるものではない。しかし、社会として減らす努力は出来るハズだ。

それにしても、深夜枠に移動したTVタックル。所詮は雑談バラエティー。朝ナマのような緊張感もなければ考えさせられるような切り口もまるでない。編集も素人っぽいし妙にうるさい感じ(笑)。深夜ならではのオトナの会話・・・というのも皆無。そのまま夕方のニュース枠か昼の主婦向けバラエティー枠と入れ替えてもいいくらいのフワフワ感だった(笑)。まぁ、これは期待したこちらのミス。逆に番組内容としては夜9時台と何ら変わっていない安定の軽さと薄さ(笑)。

番組のエンディングでタケシが言っていた、“死刑ではなく、命のサイクルを学べるような労働を囚人に科す”というのもわからなくもないが、それも所詮はその場を和ます年寄りならではの聞き心地のイイ発言でしかない。彼は社会復帰という更生の道ではなく、命の学習を受けさせ、自分の犯した罪の大きさを思い知らせながら刑期を全うさせてはどうか、と言いたいのだろうが、そもそも、他人の命を奪った時点でその人間は終わり、なのである。死刑執行までの時間的猶予すら不要なハズだ。もし学習させるならば、刑務所に入る前に受けさせるべきである。


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